子供にイライラ!をなおす方法

子育てしてると子供が言うこと聞かなくてイライラする。それでつい怒鳴ってしまって凹む。そのうち手が出ちゃうんじゃないか心配だから治したい。
そう思う時ありませんか。

私はめっちゃありました。

この記事では子供にイライラすることを減らすための方法について説明します。
私はこの方法でイライラすることがどんどん減っています。

人は誰でも持っている力を利用しているので、安心して読んで、やってみてください。

この記事の内容

・子供に対してイライラをなおすには、過去のイライラを解消する事が必要。
・あなたのイライラは実は子供本人に向いてない。
・感情は正しい目的と対象へ向かって感じることで解消される。
・感情に振り回されてるときは、子供を見てない

イライラをなおす方法

それはイライラの元になっている過去の感情を解消する事です。

まず知っておいた方が良いことは、あなたが子供に対して感じるイライラのほとんどは、実は子供本人に向いてないということです。
多くはあなたの原家族(親やきょうだい)に向けた未完了の感情です。
※「未完了」とは感情が生まれたけど解消されていない状態のこと。

感情には不快な出来事を乗り越えるためのエネルギーがあります。
そのエネルギーは正しい対象と目的に対して使われない限り、体に残ります。
そして、何かのきっかけで、そのときの不快感を伴って噴き出してきます。

子供に対して感じるイライラの多くはこれです。
だから、そのイライラを子供にぶつけても、対象が違うので解消されないのです。
そして同じようなことが起こるたびに、イライラしてしまいます。

過去の感情を解消する事によって、今の出来事に振り回されなくなります。
これがこの記事で目指す子供に対してイライラするのをなおすという事です。

感情の対象と目的の確認方法

それでは「誰に」「どんな感情」が残っているのか、確認してみましょう。
順番は「誰に」が先がおすすめですが、やりやすい順番で良いです。

まずはひとりになれる時間をとってください。
いきなりハードル高い?
スキマ時間でもいいです。
3分くらいでも少しずつ進められるので、少し意識してみましょう。

①イライラはどこ?

ひとりになれたら、イライラしたことを思い出します。
「子供がテーブルの上のもの片っ端から落としてイライラした」
「子供が泣きやまなくてイヤになった」
「イタズラばっかりする子供に怒鳴った」
「床に牛乳ぶちまけられて、もうムリ!ってなった」
「ご飯食べさせようとしたらはねのけられた」
など、いろいろあるかもしれません。
その中でなかなかイライラが収まらなかったり、思い出すだけでイライラするようなことを選びます。

その出来事を思い出し、そのときのイライラも思い出します。
そのときのイライラが体のどこにあるか、探します。

・お腹に違和感がある。
・頭に血がのぼってくる気がする。
・胸がざわざわするような感じ。
・手が震えたり、ピクってなる。
・息がしづらくなる。
・ぞわってなる。

これは人によってクセがあるので、自分がどんなふうにイライラを感じているか探してみてください。
アタリの時は必ず体のどこかが反応します。

イライラが体のどこにあるかなんとなくわかったら、体の力を抜いて、そのイヤな感じにぼんやりと意識を向けます。
集中すると体に力が入って、イヤな感じかわからなくなるので、あくまでもぼんやりです。

②本当は誰にイライラしてる?

次はそのイヤな感じの対象を探します。
ほとんどの場合はあなたが生まれた家族のメンバーです。
あなたのお父さん、お母さん、きょうだい、おじいちゃんやおばあちゃん。
まずはこの範囲で対象を探します。

やり方は、イヤな感じを感じながら、
「この感じは、私がお父さんに向けたものだ」
というように口で言います。
イヤな感じを探した時のように体が反応すればアタリです。
反応がなければ他のメンバーでも試してみましょう。

③何にイライラしてる?

次はイヤな感じの目的を探します。
目的は次の3つのどれかです。

・自分や自分の大切なモノを守る:怒り
・つらい出来事を乗り越える:悲しみ
・目の前の脅威を避ける:怖れ

やり方はイヤな感じにぼんやり意識を向けながら、さっきみつけた対象を○○に入れて、
「私は○○に腹を立てている」
「私は○○がしたことが悲しい」
「私は○○が怖い」

と口で言います。

アタリなら体が反応します。
これでイヤな感じの対象と目的を特定できました。

④過去の感情を解消しよう

その対象と目的を心のスミにおきながら、イヤな感じにぼんやりと意識を向けます。
そうすると少しイヤな感じが弱くなります。
こうなったらOK。
これを繰り返していくと、様々な場面でイライラしにくくなるはずです。

注意点が一つ。
怖いをやったあとは何でもいいから腹を立ててみてください。
通りすがりの人にかかと踏まれたとか、いきなり舌打ちされたとか、何でもいいです。

感情の仕組み

なんでこんな事が起こるのか説明しておきます。
まず、感情とは、不快な出来事に対する体の反応です。
不快な出来事をのりこえるためのエネルギーが感情によって生まれます。

しかし、私たちは子供のころ、家族から感情を制限するようなことを刷り込まれる場合があります。

例えば、
「怒るのはよくない」
「泣くのはカッコ悪い」
「怖がるのは弱い奴」
などです。

すると、
「家族の中で生きていくためには、この感情はガマンした方がいい」

とか、

「腹立ってるけど、悲しんだ方がいい」
ということを学習します。
そして、学習した対処法を使って生活していきます。

しかしそれでは生まれた感情が目的をはたせません。
その時はなんとかやり過ごせたとしても、体には関係ないのです。
その結果、使われなかった感情が体に残ります。
その感情が解消されるまで、私たちの体は、不快な出来事がまだ続いていると認識します。
そして、なにかのきっかけで、かつての不快な出来事を終わらせようとするんです。

最後に

いろいろ書いてきましたが、忘れないで欲しいのは一つです。
イライラして感情に振り回されてると気づいたら、今自分は目の前の子供を見ていないと考えてください。

ここで書いたワークをやって、イライラが少しでも減ることを実感してもらえたら嬉しいです。

終わりです。