自分を守る力を養うステップ

 

自分を守る力は段階的に育つ。

最初は生後2から5ヶ月。

この時期に母親とベッタリして、まるで一心同体のような、「私はあなた、あなたは私」という感覚を養う。

完全に守られた状態を体験するんだろう。

その後徐々に親から離れる練習をする。

自分の身体がだんだん動かせるようになり、自信や自己愛が育つ。

 

生後約18から24ヶ月。

親から少しずつ離れていく中で、だんだんと怖くなってくる。

そうしたときには親のもとに戻り、守ってもらい、不安を解消する。

そして前のように一心同体になりたい、でも離れたいという欲求の間で葛藤する。

そうしながら怖いときには守ってもらえばいいと学ぶ。

 

生後24から36ヶ月。

自分の中に徐々に安心感がたまってくる。

親から離れることも多くなってくるが戻ることもある。

その中で、たとえ何があっても、親と自分の繋がりは無くならないという感覚が芽生える。

そうした安心感をベースにして、自分を守る力である「怒り」を使えるようになる。自分は大切なんだと主張できるようになる。

 

これらのステップが順調に行かない場合、どこでつまづいているのかを調べ、その段階を体験しなければならない。

しかし、本人には記憶がほぼないので、客観的に親子の分離が起きた事実を探すことになる。

カギになる出来事をあげる。

産後うつ病。

家族の死。

死産、流産、中絶。

親の病気

親の離婚

弟、妹の誕生

要は母親がじっくりと子に向き合えなくなることや、母子が引き離されたりすることを探してみることです。

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