人に迷惑をかけるかもと焦ったときの対処方法

なにか問題が起きると、焦ってしまう。
「周りに迷惑かけるかも」と思って一人で頑張るんだけど、結局うまくいかず、結果として周りに迷惑をかけてしまう。
しかも問題が発生した時点よりも、悪い状況になっていることが多い。

こんなことってありますか?
私はよくありました。
最近は減ってきていますが、それでもたまに起こります。

今回は問題が起きて焦ってしまうとき、どのようにすれば被害を小さく抑えられるか、私がやってきたことについてお伝えします。

人に迷惑をかける状況を自分で作っている

まず、どこで状況が悪くなるきっかけができているかというと、「周りに迷惑かけるかも」と思って一人で頑張ってしまうところです。

問題が起きた時点で自分一人では対処できなくなっています。
人の助けが必要なのに、助けを求められずにがんばり、うまくいかない・・・・

「またやっちゃった・・・・」
「いつもこうなる・・・・」
「なんでうまくいかないんだ・・・・」

そんなことを思うかもしれません。
でも逆に考えてください。
問題が発生した時点で周りに助けを求めていれば、そこまで状況は悪くならなかったかもしれません。
解決する方法を知っている人がいたかもしれません。
一緒に手伝ってくれる人がいたかもしれません。

でも私達はそういった「助けを求める」という選択を無意識にスルーしてしまうんです。
そして、「またやっちゃった・・・」となる。
結果として自分から「人に迷惑をかける」という状況を作ってしまっています。

あなたは自分が「いつも人に迷惑かけるんだよなあ」って思っていませんか?
その思い込みが原因かもしれません。

「私はいつも人に迷惑をかける」

そう思い込んでいると、その思い込みが世界の真実であるかのように私達は振る舞います。
迷惑をかけなくてもすむための選択は必ずあったはずなんです。
でもそこでうまくいってしまうと、「私はいつも人に迷惑をかける」という自分自身の思い込みに反してしまいます。

そのため、私達の無意識は「迷惑をかけなくてすむ」ようになる選択を無意識にスルーして、結果として物事がうまくいかず、周りの人に迷惑をかけるという状況を作り出してしまうのです。

人に迷惑をかけてしまいそうなときの対処法

問題が起きたら、何をしても人に迷惑をかけてしまいます。
この時点で私達ができるのは被害を最小限にすること。
そのために周りの人に助けを求めることです。

もし、一人で頑張りたくなってしまっても、頑張るのはやめましょう。
「ヤバイ!!」と思った時点で迷惑をかけるのは決まったようなものです。
あとはもうどれだけ周りの人への被害を抑えるかが重要です。

そのためには一人ではなく、人の助けを借りなきゃなんです。

どうしたら人に迷惑をかけないですむか

「原因はよくわからないけど、しょっちゅう人に迷惑をかけてしまう。」
そんなことが繰り返し起こる場合、自分の思い込みをチェックしてみましょう。

「私はいつも人に迷惑をかける」と思い込んでいると自覚し、問題が起きるきっかけを見つけられるようにするんです。

労働安全衛生にこんな言葉があります。
「一つの災害は30の中規模のミスがきっかけになる。中規模のミスは300個の小さなミスがきっかけになる」

問題が起こるまでに私達は300個の小さなミスを見逃しています。
「私はいつも人に迷惑をかける」という思い込みを証明するために、私達は無意識にミスを見逃しているんです。

思い込みは実に巧妙に、同じようなことを起こし続けます。
だからこそ自分の思い込みをチェックする必要があるんです。

例えば、こう思ったら注意信号です。

・これは、違うな。
・うーん、ま、いっか。
・大丈夫、なんとかなるでしょ。

これらはなにか問題が起きるかもしれないという違和感を感じたにもかかわらず、それをスルーしようとする言葉です。
もしそう思ったら、立ち止まって、本当に大丈夫か考えてみてください。

それでもうまくいかない場合は、心理セラピーを受けてみるのもいいと思います。
セラピーによって「私はいつも人に迷惑をかける」という思い込みを緩めることで、問題につながるミスを見落とさなくなることも十分ありえます。

問題が起きて、手に負えなくなり、人に迷惑をかけるのはかなりのストレスです。
ストレスが溜まれば、更にミスを誘発し、悪循環が始まります。
どこかでこの循環を断ち、ラクに生きられるようになれば、もっと人生を楽しめると思います。

「これは違うな」なんて思わず、試してみてくださいね。

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