それ本当?
私たちは自分の能力や知識を「たいしたことない」と考えてしまう場合があります。
特に日本人は「謙譲」という言葉にもあるように、自分を下げることが美徳であるという考え方もあるため、多かれ少なかれ自分を「たいしたことない」と考えてしまいがちです。
あるとき、私の妻が服の毛玉を取っていました。
毛玉を取り終わって、私に見せながら、
「できた、どうよ」
「すげーなー、きれいになった」
「ま、たいしたことないけど」
「俺・・・すげーって今言ったのに・・・」
こんなやり取りがありました。
このとき、妻は私が全く知らない知識、道具、技術を持っていたわけで、私にとってはすごいことでした。
他にも服の手入れについて話を聞いていくと、いろいろと出るわ出るわ・・・・
・カシミヤのセーターは毛玉ができてしまう(私はこれも知らなかった」
・カシミヤのセーターを洗うときは裏表逆にすると洗濯中に表面(外側)の毛玉の発生が抑えられるので、長持ちする。
・おしゃれ着洗いのネットはセーターを畳んで入れたときにちょうどいい大きさのものを選ぶ。ちょうどよいサイズのものだとずれにくく、毛玉の発生が抑えられる。
・私がいつも着ているシャツにも応用可能。
洗濯のポイントだけでもこれだけ出てきました。
どれも実践することで、服が長持ちする素晴らしいテクニックです。
妻はネットの掲示板で、「毛玉だらけで不良品掴まされた!」といった書き込みを見たことがあるそうです。
でも毛玉を取り除いて綺麗にする道具はあるし、毛玉を取り除いたあとにも毛玉ができにくくするお手入れの方法もあるわけです。
もし、妻がそういった情報を発信し、毛玉の発生を抑える情報を探している人がいたとしたら、妻の情報はとても有益なものなわけです。
私がそういったことを妻に話しても、妻は「うーん、そうかな~」といってました。
これが「自分を値引き」するということです。
「自分は大したことがない」と思い込んでいると、自分の持っている情報は「みんな知っている」、「当たり前」と思いこんでしまいます。
ですが、実際にはあなたの知っていることは誰もが知っているわけではありません。
あなたが普通にできることでも、悩みながら、失敗しながらやっている人もいるんです。
あなたの情報が役に立つ人は必ずいます。
自分の値引きグセをちょっとやめてみませんか?
まずは何でも良いと思います。
身近な人が困っていたら、自分の知っている知識を応用して手助けしてみてください。
あなたの知識、技術で喜んでくれる人は必ずいます。
私はどんな情報発信をするかいまだに手探りですが、心理セラピーを学び、35歳まで彼女がいなかった現状を一変させた経験があるので、人の心理についての情報を発信しています。
昔の自分がこれを知っていれば、35歳まで彼女無しで寂しく過ごさずにすんだんじゃないか。
そう思います。
あなたの得意なことは何ですか?
それを人に伝えてみませんか?