その我慢、まわりに伝わってないかも。
「苦しくても一生懸命がんばってるのに、認めてもらえない」
「こんなに辛いのになんでわかってくれないの?」
それは、
「あなたが我慢しているように見えないから」です。
まず「ツラい」「苦しい」「痛い」ということを少しずつでいいので言ってみましょう。
主張する事で、周りの人にも伝わりますよ。
「あなたは昔に比べて我慢強くなった」
私の妻は彼女の親にこう言われたそうです。
それを聞いて、私は
「逆だよ。我慢しなくなったんだよ」
と返しました。
妻の親と私の認識がずれてる原因は、妻が昔から周りの人にも、本人でさえ気づかないくらい我慢していたからです。
私は昔は辛くても我慢し続けて鬱病になったことがあるので、妻がものすごく我慢しているのは態度や行動から見てとれました。
しかし、妻が小さな子供の頃から一緒にいた人にとっては、「イヤなことを我慢して表に出さない。本人も我慢している自覚がない」状態が普通だったわけです。
その状態だったのが、今は我慢しないでツラそうな様子をしている。
彼女の親は、「昔はツラいことが無かったのに、今はツラいことが多い。我慢している。」と誤解したわけです。
私は妻に「ツラい、痛い、苦しい」ということがあったら教えてくれるようにお願いし続けていました。
妻も少しずつ「ツラい、痛い、苦しい」と言えるようになり、ようやく「あなたは昔に比べて我慢強くなった」と言われたわけです。
あなたが我慢していることは、あなたが思っている以上に周りに伝わっていません。
だからこそ、あなたから「ツラい、苦しい、痛い」と言うことが大切です。
でも周りの人に迷惑なのでは?
という風に考えると思います。
ですが考えてみてください。
家族はあなたが色々なことを我慢しているのに気付いていません。
そんなときに突然あなたが限界を超えて倒れるんです。
びっくりするし、そこまで気づかなかったことで自分を責めるかもしれません。
これってあなたが望んでいた「迷惑をかけない」ことでしょうか。
私は常々妻にこう言っています。
「我慢は迷惑行為だよ」
ツラい、苦しい、痛い。
あなたが子供の頃はそう言わない方が良かったのかもしれません。
いつもしっかりしてたり。
いつもニコニコしてたり。
具合が悪くても頑張ったり。
親に面倒をかけないようにしてきたり。
そうすることで生きてこられたのかもしれません。
ですが、大人になったあなたの周りの環境はすっかり変わっています。
あなたがツラいと言っても、助けてくれる人はたくさんいます。
あなたは助けてくれる人を探せます。
あなたは助けてくれない人から離れることもできます。
だからほんの少し勇気を出して、周りの人に言ってみましょう。
「ツラい、苦しい、痛い」
そこからいろんなことが変わりますよ。